Road to Kona

僕は1999年にトライアスロンデビューして2001年から2014年までエリートカテゴリーで競技活動をしていた。2008年から2014年まではロングをメインにしていたけれども、プロカテゴリーでのIRONMAN HAWAIIへの出場は叶わなかった。プロライセンス取得前の2009年に一度だけ、25-29カテゴリーで出場しただけだ。エイジグループのレベルや熱量に圧倒されて全くいいところないレースをしてしまった。エリート・プロでの悔いは全くないけど、エリート引退後も憧れていたKONAで自分のレースを楽しんで、満足いくレースをしてみたい、そんな気持ちを持っていた。

引退後はGreeper laces,VentumのPRでKonaを体験、でも観る側にいるのが辛くなってきた。

だから漠然とだけど、IRONMAN HAWAIIに出てみたいと思ってトレーニングを継続してる。でも、漠然としていたら届かない舞台というのが(やっと、今更)わかった。僕のカテゴリーの35-39才は、気が狂うほどレベルが高いのだ。世の中のおじさんは、気が狂うほど強い。片手間にコナ(IRONMAN HAWAIIのこと)に行けたらいいな、で叶うレベルではないのだ。 

そんなレベルに嫌気がさして、レースにも出ずに漠然とトレーニングをしていた(トライアスロンが大好き)けど、2018年初夏、突然スイッチが入った。詳細は割愛するけど、端的にいうと猛烈に忙しくなったから、だ。不思議なもので、忙しくなるとストレスとのバランスを取るために無性にトレーニングしたくなるのだ。これは僕の性分というか、病気かもしれない。 

僕には過去に競技と仕事、家族とのバランスが崩れてボロボロになった経験がある。だから、最近までは「漠然と」トレーニングするに留まっていたのだ。でも、いつか、スイッチが入るだろうなとも心の片隅では思っていた。次にスイッチがONになるときには、絶対にバランスを崩したらいけない。心してスイッチONだ。 

2020年 IRONMAN HAWAIIに向けてトレーニングスタートだ。目標は、心身のバランス、家族、仕事を両立させながらコナの舞台に立つこと。そして満足のいくレースをすること。子供たちをコナに連れていくことができたら最高じゃないか。カッコいい親父を見せたいのだ。

あわせて読みたい