3度目の緊急事態宣言が明けて

年明けの投稿は、2度目の緊急事態宣言だった。2度目のそれは、スポーツクラブへの時短協力をお願いするもの。大手スポーツクラブはこれに応じて20時までの時短営業。当然、駒沢サニーがお世話になっている太陽教育スポーツセンターも20時までの営業となり、夜スイムクラス(週3回)は営業できなくなった。太陽教育SCさんのご好意で日曜午後に1セッションを振替営業させていただいた。おかげで、売り上げがゼロにはならなかったが、東京都の定める一時支援金の受給資格(前年比50%以下)を満たさず、なんとも言えぬ感情になる。ランステの20時までの時短営業なんて壊滅的だ。

3月末に解除されたのも束の間に、4月末には3度目の緊急事態宣言が発令された。このタイミングで駒沢夜スイムの前に行っていたコンディショニングクラス(週3)は廃止、夜スイムも月水金の週3営業から月水の週2回の営業に縮小することにした。会員さんの練習環境をなるべく維持したいけれども、施設使用料、人件費をなるべく抑えないと乗り切れない。ランステは、できる限りの感染症対策を施しているが、無人営業のスタイルから、ドアを開放することできないため、約2ヶ月間の休業となった。東京都から委託していただいているジュニア強化練習も休止、国体強化練習については、自分のところの選手でもあるので、トレーニングは継続するものの、あくまで個人練習ということで指導料は払われない苦笑。

貼り紙を何度かえたことだろう

この文章を書いている6月23日現在、ランステも再稼働しているし、駒沢サニーも横浜サニーも通常営業、いよいよ東京都のジュニア練習会も国体強化練習会も再開だ。再開は嬉しいが、すぐにお客さんが戻ってくる手応えはない。特に平日夜スイム、夜のランステの客足は遠い。改めてサービ業に対してのコロナの破壊力を痛感している。はっきり言って火の車だ。

そう嘆いてばかりいても仕方がないので、僕らはこの機会に改めてコロナに負けない魅力を考えている。大会がなくても、トライアスロンが楽しい、と思える。スクールに行きたいと思ってもらえる魅力ってなんだろう?実際、僕は大会がない今もトレーニングを細々だけど継続していてそれは楽しい。少ない時間なら時間なりに、30歳の頃に比べたら動かない身体だけど、40歳なら40歳なりに楽しいのだ。この感覚をもっと会員さんにも伝えてあげていこう。改めて、加齢や大会の有無や加齢などにモチベーションが左右されない「トレーニングによる身体の変化や身体操作の向上を楽しむこと」「トレーニングの手法を理解して実践して変化を楽しむ」ことができるスクールに進化したいと思っている。それはコーチにも会員さんにも難しいことかもしれない?実際、離れてしまったコーチや会員さんもいる。でも、僕は長くスポーツをトライアスロンを続けていただくためには、追い込むだけのトレーニングや、テンション任せのクラス運営ではコロナは乗り切れないと思っている。だから、今こそ変化を、である。早速、若手コーチでの意見交換を活発にして、少しずつメニューや指導にも変化が現れだしている。乗り切った先には、素晴らしいトレーニング観を提供できるスクールになっているはずだ。

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