台湾に移住した

本当に久しぶりに自分のBlogを更新する。もう2024年6月である。前回の更新はコロナの色がまだ残る2022年1月だった。この数年でいろんなことがあったな。

2022年5月末 台湾移住
2022年9月 寺澤佐渡日本選手権準優勝
2022年10月 日本選手権 小林9位(U23 3位)
2022年11月 ロング合宿(潮来) バイク測定開始
2023年4月 寺澤宮古島優勝
2023年7月 ミライミーティング実施 https://lumina-magazine.com/archives/news/28884
2023年8月 寺澤パラガイドデビュー
       駒沢ランステTransit 移譲
2023年9月 寺澤佐渡日本選手権優勝
       アイアンマンマレーシアにてIRONMANを9年ぶりに完走
2023年10月 日本選手権 大雨w
       JTUコーチミーティング でマルチスポーツ対策チーム発表
       以降、エイジ特別PJチームでの兼任スタート
2024年4月 寺澤宮古島二連覇
2024年3月 第2回ミライミーティング実施
2024年5月 横浜トライアスロンでクラブサポートプログラム実施

色々あるけど、トピックはトライアスロンの話ばかり笑
しかしながら、冒頭にある「台湾移住」、これは本当に大きな変化だった。実は、台湾からこのBlogにログインできなくなってしまい、それを理由に更新していなかったのだ。(ようやくWPに詳しい人に開通してもらい、現在に至る)

さて、では本題。台湾移住について書いていこう。

⚫︎移住した訳
今、私は家族と台湾の台北市内に住んでいる。将来的には東京との2拠点生活を考えているけど、現状、ほぼ台北にいる。移住の理由は、家業によるものだ。祖父が興した会社が台湾は台北にあり、これまでは日本にいながらお手伝い程度に関わっていた。祖父が亡くなってからは父が継いでいたが、コロナ隔離がある中で、東京台北を行き来する姿を見て、考えさせられるものがあったのだ。妙な話だが、とあるお坊さんにお会いした時に、この話をしたらすぐに(台湾に)行きないと言われたのだ。その瞬間に、あぁそうだな、今だよなって腑に落ちて。すぐに移住を決めた。幸いなことに妻も新しいチャレンジに前向きで子供を含めて一家で「エイヤッ」で引っ越した。

⚫︎コロナ後期出の移住
とはいえ、2022年はまだコロナ禍にあり、特に台湾は厳格なコロナ対策を講じていた。子連れでの2週間隔離は恐怖でしかなかったが、1週間の隔離+1週間の自主健康管理期間に変更となり、いよいよ出国。5/23にいよいよ台湾入りした。1家族1戸での隔離だったので、父が住んでいる家をあけてもらい、そこへ。ホテル隔離をされている方に比べたらかなりマシだったと思う。トレッドミルをレンタルしておいたのも良かった。これから隔離される方(どんな将来だw)がいたら、トレッドミルのレンタルを強くお勧めする。
マシとはいえ、3歳と4歳になる子供の環境変化による情緒不安定と、外に出られないストレス、何よりオモチャなど持ち込んだものが限られている、お菓子もない….なかなか大変だった。大人の私だって、ご飯が慣れない台湾のお弁当だったり、Uberで配達しようにも中国語が読めない、写真がないと想像できない、そして意外と物価が高く、、、四苦八苦だった。

1週間の隔離の後は、1週間の自主健康管理期間となったが、特に厳しい制約はなかったように思う。毎日検査をして、ネット報告するくらいだったか。居場所確認なのか、携帯には毎日確認での電話がかかってきたような気がする。一度妻が携帯の充電を忘れていて、警察が玄関先まで訪ねてきたこともあったな。いずれにせよ、もう2年も経つとぼんやりとした記憶しかない。人間の記憶力なんてそんなものなのだろう。

⚫︎中国語について
移住して、まず直面したのが想像以上に言葉のハードルが高いことだ。私は日本生まれの日本育ちで中国語はニイハオ、シェイシェイしかわからない。ゼロ中国語での渡台だ。早速、師範大学の語学センターに毎日通うことにして、毎日2コマを週5回、20代の若者たちに混ざって受けた。最初は、多国籍な若者との授業は新鮮だったが、毎日の予習復習、宿題、テスト勉強を仕事と並行して行うことはめちゃめちゃ大変だった。
日本人には漢字を知っているアドバンテージがあるけれども、それも最初だけ。半年も経つと、圧倒的に時間のある若者の方が伸びているのがわかる。家族も仕事もある40過ぎのおじさんはマイペースにやるしかない。結局、師範大学は約1年、教科書を3冊やったところで一区切りとしていくのをやめた。現在の語学レベルとしては、食事に行ったり、買い物をする分には苦労しない程度(スムーズではないけど)。当然、ビジネスレベルには至らず、通訳が必要。自分の意見は、簡単になら言えるけど、深い部分までは難しいし、細かいニュアンスを伝えることは難しいし、専門用語が入ってきたら何もわからない。中高6年間やった英語と同じレベルかな。


⚫︎仕事について
家業については、はじめは会社には行かず、語学学校へ。その一方で日本にいた時と同じようにスクール関係、選手関係、世田谷区トライアスロン連合関連、マルチスポーツ対策チーム関連をオンラインで仕事させてもらった。現在は、出社しながら件の日本のトライアスロンの仕事もやらせてもらってる。家業の仕事内容は、これまでやってきたスポーツ業界とは全く違うけれども、経営ということで、そこに対してはあまり抵抗はないのが救いでもある。ただ、経営もコミュニケーションが肝でもあるので、いきなりリーダーシップをとるようなことはせず、まずは会社を観察中、そして私も観察されている感じ。こちらについては、長い付き合いになっていくだろうから、ゆっくりやっていこうと思う。