佐渡日本選手権に出る

2018年7月、スイッチの入った僕は、佐渡にエントリーした。9月頭に行われる佐渡国際トライアスロンは、日本最長のアストロマンとされる人気大会だ。当然、申し込みは間に合わないのだが、併設の日本選手権の部は7月末までエントリー可能だ。東京都トライアスロン連合に推薦をいただき、無事にエントリーできた。推薦条件は、スイム400mとラン5000mの記録会に出場していること。幸い「漠然と」トレーニングしながら3月に記録会に参加していたので問題なく推薦をいただくことができた。 

推薦条件にもなっている記録会だが、プールとトラックで計測される。トライアスロンなのにと、訝しむ人もいるだろうが、選手のレベルを測る上でいい指標となっている。私の記録は、

 スイム4分39秒15  ラン17分21秒31  

合計26分39秒61  9級

だった。このように記録によって10級から1級まで定められている。ちなみに、オリンピックに出場するレベルの選手は5級をクリアしなくてはいけない。感覚としては、7級で日本選手権出場レベル、6級で日本選手権完走レベル、5.5級で日本選手権16位以内といったところだろうか。 

話を僕に戻すと、勝負の舞台はアイアンマンであり、ショートの日本選手権ではないので、あくまでトレーニング進捗をはかるモノサシの一つにすべきだろう。35-39才のコナアスリートのリザルトを見ると、7級はクリアしていると推測される。2段階レベルを引き上げないとならない。 

引退レースは2014年9月佐渡日本選手権(5位)だった。4年経って体はどう変化しているのだろう。

さて、佐渡に向けて準備できるのは2ヶ月もない。スイムランの現状は先述の通り、問題はバイクについてだ。ガーミンという心拍計では、パワーデータを元に現在のレベルを数値化してくれる。FTP236wというのが僕のレベルだ。FTPとは一時間MAXパワーで走った時の出力で単位はw(ワット)だ。体重によって実際の速さが異なるので、体重で割ったウエイトレシオで表記することが多い。71kgだったので、236÷71=3.32w/kgというのが僕のレベルとなる。僕は筋肉量が少なくバイクは苦手種目だ。それに漠然とトレーニングしていると(僕にとっては)トレーニングしないのがバイクだ。しかし、IRONMAN HAWAIIを目標にする上でバイクは競技時間の半分以上を占めるため、最重要種目。まずはの佐渡のレースに向けてバイクを中心とした強化を行うことにした。目標は4.0w/kg。 

まずは、バイクに乗る習慣を取り戻すことだが、先述の通り、忙しさが増している中で、バイクに乗る時間を捻出するの厳しい。だが、事務所に缶詰が多い毎日なら、事務所でインドアトレーニングできる。長時間はできないけど、頻度は確保できる。そこで、前々から興味があった短時間高負荷トレーニングを実践して見ることにした。さて、結果はいかに。

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