彩の国Aタイプ

2018年7月頃、もう一度IRONMAN HAWAIIに出たいなと思いはじめてから、2020年のKONAを目標に少しずつ練習を継続している。漠然とは思っていたKONAではなく、具体的にプランも考えてだ。今年も9月に佐渡日本選手権、からの10月の上海70.3でクオリファイして、2020年4月の宮古島でフルディスタンス(ちょっと短いけど)を経験して、2020年10月ハワイ本番!そんな気持ちでいたけれども、ちょっと事情が変わってきた。嬉しいことに、今年8月に子供が産まれるのだ。年子になるし、海外レースはもちろん、泊まりの遠征は厳しい。という訳でシーズン前半のレースは諦めていたのだけれども。

日帰りで出られる渡良瀬遊水池の「彩の国Aタイプ」に仲間たちが一緒に出てくれることになったのだ。ローカルレースに一人で出ることの躊躇があったけれども、仲間たちがレーススケジュールの合間にも関わらず出てくれるのだ。こんなに嬉しいことはない。しかも、渡良瀬遊水池というのは、ハワイや宮古島といった綺麗な海でのレースではなく、貯水池で泳ぐ。水質の評判はもちろんよくない。自分自身、過去に関東選手権で出場したことはあるけれども、日本選手権の予選出なかったら出たくない水質。それにも関わらず!本当に仲間たちの心意気に感謝だ。

さて、肝心のレース。

Aタイプはswim2250m(750*3周回)bike64km(7.2*9周回)run15km(2.5*6周回)というクルクルレイアウト。小さな会場でダイナミックさはないけれども、この周回の多さが逆に仲間とレースを楽しむのにはとっても良かった。swimはCタイプ、Bタイプといった短い距離のカテゴリーが先に出発していたものの、その差が数分だったので、すぐに追いついてしまう感じ。ごちゃごちゃを避けて大外からスタート。佐渡で序盤で勢いよく泳いで後半しんどい思いをしたので、じっくりじわじわを心がけて。周回遅れの選手がいるので、終始ごちゃごちゃスイムだったけれども、先頭でスイムアップ。現役時代も過去に一度しかないスイムラップ獲得。

バイクはマイペースに行かないとスタミナが持たないだろうから、どんどこ抜かれてもペースを守って走った。途中、周回遅れの集団をパスできなくてイライラする時間帯もあったけど、終始マイペースに。ただ、一緒にエントリーした仲間たちにはサクサク抜かれ…。実力不足なので、手も足も出ません。FTPは260〜265ってところだと思うので、NP233は大満足。

試乗車なのでハンドルが下げられません

ランニングで前をいく仲間たちとの差は7分。キロ4分で走れたら追いつくかもしれない。…なんて甘いことを考えていたけど、4分30秒を割るので精一杯。さらには土手のアップダウンで右ハムストリングが痙攣、と同時に右大腿四頭筋も痙攣。拮抗しながら両面を攣ってしまい、どうにもならなくなってしまった。ボランティアの方々に助けてもらいながら、どうにか再スタートを切って完走することができたけど、こんな体験は初めて。ガーミンでは63分05秒で記録は66分31秒だったから3分30秒近く立ち止まっていたのか。練習不足が顕著だったけど、それも楽しかったな。

初めて表と裏を同時に攣りました

結局、スイム1位、バイク7位、ラン15位、オーバーオール7位。1位、2位との差は14~13分。二人ともコナに出ている選手たちだから、ここがコナライン。バイクランの差が全部なので、やはり練習量をきっちり守ることだ。前日トレーニング後のfitnessは62、formは-4、レース後のfitnessは67、formは1という練習状況でした。

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