駒沢ランステTransit一周年

新元号令和に変わる超大型連休がやってきた。実はこの連休初日は駒沢ランステTransitをオープンして一年になる。SUNNY FISH の所属選手たちのトレーニング環境として一軒家を借りて事務所兼クラブハウスとしていたのだが、いつもソファをどかして狭いリビングでローラー台を漕いでいる姿を見ていて違和感を感じていた。最初は素晴らしい環境と思っていた一軒家の駒沢トライハウスだけど、徐々に選手の意識が上がって目指すステージが明確化してくると、”ここじゃない” の気持ちが。この一軒家からオリンピアンは出てこない、覚悟を持って彼らの環境を整備せねばと思っていた。

二階建て一軒家の一階が選手たちのトレーニングスペースだった

狙っていた店舗が閉店して、賃料の高さに怯みはしたけど、”覚悟を持ってやるしかない” 。そして選手たちがトレーニングを快適にできるクラブハウスとして、かつ収益をあげられるように駒沢ランステTransitはスタートした。ずっと店舗を持たないビジネスをしてきたのでランニングステーションの運営はとても刺激的な1年だった。

想像以上に駒沢公園でのランステ運営は難しかった。皇居ランステをモデルケースに収支予測をしていたのだが、皇居の集客力と駒沢公園の集客力とでは大きな差があった。地元に根付いた駒沢公園と、電車に乗って走りにくる・オフィス帰りに走る皇居との差は十分に見込んだ収支計画だったが、その差は想像以上!
GWにスタートして、猛暑の夏場は公園からランナーがいない日も…すぐに軌道に乗るものじゃないし、想像以上だけど想定内、大丈夫だよとスタッフに言い聞かせながらも、自分に言い聞かせていたように思う。ランステスタート前の3月末には金町サニーを手放し、6月に菊名サニーをスタート。そのため本体の売り上げも下がっており、菊名サニーも黒字化するのには時間がかかる訳でいつまで赤字に耐えられるか、ヒヤヒヤの一年!思い切った一年だった。

選手たちが気持ちよくトレーニングできるように

そんな中、トレーニング環境を整えたことが功を奏したのか、直接的な要因になったかはわからないが、今春、ついに二名がショート強化指定選手の認定を受けることができた。本格的な強化体制をしいて3シーズン目にしてようやくのこと、本当に嬉しかった。どんなに辛い日があろうと選手たちの好結果で帳消しになる。

そして一周年を迎えたランステTransit。ランステ利用のお客様も増えてTransitを通じたコミュニティもできて、Transitを通じて沢山の方が駒沢でトライアスロンを、ランニングを楽しんでくれている。まさに普及と強化の両方の夢を叶えてくれる場所になっている。温かく見守り応援してくださった方々に本当に感謝している。

TOP GEAR / ちーらん(改めTRC!!)
筋トレ金曜ハニーラン / Naho RUN

一年生き残ることができた駒沢ランステTransit。次の目標は、もっともっと多くの方にクラブハウスとして使っていただく事。土日祝日の7:30-15:00だけだった営業時間をどんどん拡大するつもりだ。いつでも、ここに来ればトレーニングできる、トレーニングする仲間に会える。オリンピックを目指す選手も、ファンランナーも、Transit を通じて仲間になれる、そんな場所にして行く!

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